自分と向き合っていますか

会社員

ストレス溜めていませんか

うつや躁などの気分障害は抑うつ状態が二週間以上続き、これまでに気分の高まる躁の状態と診断されたことのない場合にうつ病と診断されます。程度もさまざまあり、軽度から中等度、精神症状を伴わない重度、そして精神作用の伴う重症に分類されています。急性のうつ症状や、幻覚や妄想を伴った重度になるとうつ病だけでなく躁の症状も現れてきて、双極性気分障害と診断されることもあります。うつ病の主な症状に意欲や思考力の低下、睡眠異常や過食、拒食など多岐に渡っていきます。中高年の女性に多く現れるホルモン異常により月経不順になったり更年期障害のような症状が起きると、うつ病の症状も併発する事もあります。生活に支障が出てくるほど集中力が無くなったり、家事や仕事が手に付かなくなることもあり、早期発見、早期治療が大切です。軽度の場合には診断基準が難しく、自分でも気が付かない場合もありますが、家族や周囲の人から日頃と違う印象を持たれたり、元気がなくふさぎ込んでいたり、注意力散漫な所が出てくると注意が必要です。例えば日頃から社交的に振る舞っている人が実はさびしがり屋な面を持っていたり、真面目で仕事熱心な分、自己犠牲の精神で仕事に臨んでいると知らないうちにストレスを溜めこみ、慢性的な抑うつ症状を引き起こすことがあります。そんな時には生活環境を見直したり、適度な運動や睡眠不足を解消することで気分転換をすることがとても大切です。症状が悪化していくと脳内の感情をコントロールしている神経伝達物質がうまく稼働しなくなり、心療内科でうつ病と診断されます。

生活習慣を見直そう

うつ病の原因に、遺伝的に持っている性格や生育環境から生まれた物事の考え方が引き起こしやすくしている場合があります。神経質だったり、完璧主義で道徳観の強い人は自分に負担が掛かっても物事を成し遂げようと無理をする場合があります。時には手を抜いたり、ほどほどに息抜きが必要な場合でも自分を追い込んでしまうと、精神面だけでなく身体面でも異変が起こっていきます。原因不明の頭痛や耳鳴りは脳外科や耳鼻科で治らない場合、心療内科の受診を勧められることがあります。内科や他の科と連動しながら治療することで原因が身体的不具合ではなく、心の奥底に眠っている精神的要因を突き止めることができます。治療には臨床心理士とのカウンセリングが行われます。認知行動療法は、うつ症状に伴って起こる否定的な思考を前向きに変える精神療法です。焦らずゆっくりと治療することで徐々に回復していきます。生活に支障が出ていた人が元の生活環境に戻る事も可能になり、再発防止のためにも中長期の治療が必要です。また、脳内の神経伝達物質の動きを整えるために抗うつ薬の投与を施します。新薬の開発も進み、消化器系の不具合が生じる副作用が比較的少ない抗うつ薬により治療しやすい環境が整っています。うつ病が進行して躁うつ病と診断された場合には抗うつ薬ではなく、抗不安薬や精神安定薬を使用します。躁うつ病は気分の波をいかに少なくするかが課題になります。うつ病は中高年を中心に発症しますが、躁うつ病の場合比較的若年層に現れ、うつ病程の発症率はありません。これらの症状にならないためにも生活環境に無理がないよう、日頃から自分の見直す習慣が大切です。